語学留学、英語が話せなくて泣く

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留学生活も6週目を超えると、色々な現実が見えてくる。学校や先生の実態はもちろん、周りや自分自身の語学力はどれだけ伸びたのか、何ヶ月いるとどの程度伸びるのかも段々分かってくるようになる。そうなると、話せない状態から話せるようになった喜び、0から1になった喜びの段階は過ぎて、今度はどうやって1を2に増やすかを考え始めたのだが、0から1にするよりも1から2に増やすほうが圧倒的に難しいということにも気付いてしまったのである。

この6週間、ほぼ毎日10時間以上勉強しているのに、これだけしか成長できていないと感じる焦りと、英語の理解が深まってきたことで、かえって感じる気持ちが伝わり切らないもどかしさに、気付けば毎日涙していたのだった。休憩時間に一瞬自室に戻った時にスーッと涙が流れたり、寝る前に悔しくて号泣みたいなのが毎日続いて、情緒不安定なために先生ともギクシャクするようになってしまった。

このまま情緒不安定なままではまずいぞと思って、親しい日本人の生徒と不安を共有したり、思い切って先生に現在の心境を伝えることで、最終的には気持ちを切り替えて前向きになれたような気がする。特に、先生たちは小学校からネイティブ並みの環境で英語を学習してきたにもかかわらず、今もなおYouTubeを使って発音の練習をしたり、単語などの勉強を続けていると聞いて、語学学習に終わりはないことに多少ショックは受けたけれども、それ以上に勇気をもらえた気がする。

正直今の段階では、残りの6週間を経ても自分の満足するレベルまで到達できる自信はないけれども、一日一日を大切に、できることはしっかりやっていきたいと思った。

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この記事を書いた人

月光のアバター 月光 中卒フリーター

高校を三回中退し、精神科の閉鎖病棟に二回入院し、二十回以上転職した人です。最近は小説を頑張って書いています。

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