フィリピン留学のレポート①

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セブ島に12週間語学留学に来ているのだが、とりあえず第一週が終わったので感じたことや分かったことについてまとめていこうと思う。

目次

学習環境について

私の場合、マンツーマンは4コマ、グループレッスンは3コマ取っている。マンツーマンの方は「文法、読解、スピーキング、リスニング」、グループワークは「対話、アドバンス、パターン」とコマごとに目的と教師も違っており、教室数は96部屋(うちマンツーマン用が84部屋)で、ほぼ全ての部屋に教師が割り当てられているため80人以上のフィリピン人教師が卓をとっている。

グループワークはフリートークがメインではあるものの、「対話」は用意したテーマに対し意見を交わし、「アドバンス」は基礎的な文法をなぞりながら、「パターン」は熟語の使い方を学びながら意見交換ができるので、それぞれで違った学びがあり、またクラスメイトも違うので交友も広げることができてとても楽しいと私は感じる。確かに、自分よりレベルの高い人がいるとその人ばかりが発言して聞いてばかりだし、やる気のない人が多いクラスはそれに引っ張られて全然授業が進まなかったりもするけれど、違う国の文化や価値観についても多く学ぶことができるので、私はグループレッスンを多めに選択して良かったと思った。

マンツーマンは、フィリピン人は勤勉で親切な人が多いので、どの人も熱心に授業してくれるし、分からないところは分かるまで真摯に説明してくれるので不満は少ない。しかし日本に行って稼ぎたいフィリピン人はとても多いので、すぐ日本の話やお金の話に逸らしてしまう人も少なくない。まあそれらについて話すことも勉強の一つではあるし、話を逸らされた時に強い意志で授業に戻すことも私に必要な課題だと思うので、とりあえず様子見をしたいと思う。

授業自体は、全てを英語で行う分日本で学んでいたレベルよりも低いレベルからの授業になってしまうし、基本的に宿題は出ず予習しなくても十分な内容なので、強制自習の時間にやることがなくて困っている。日本にいたときは「あちらで出された課題や予習復習すれば十分だろう」と思っていたため、日本の英検やTOEICの参考書などを持ってこなかったことを非常に悔やんでいる。

また、フィリピンは文房具の質が悪いとは聞いていたものの、私は「書ければ十分」だと思いあまり文房具を持って来なかった。しかしフィリピンの文房具は質が悪いというより余計な装飾が多すぎて、ペンは太すぎるしノートにはペンで書いたかのような色の強い罫線が細かく引かれていたので、この時ばかりは日本が恋しくてたまらなくなった。

学習について

まだ1週目の段階では、多少耳が慣れて他言語に対するストレスは減ったものの、自身の英語力については全く向上を感じられない。また、既に何週間も滞在している人たちを見ても、凄まじく向上したかほぼ変化がない人に二極化しており、ただ単に授業をこなすだけでは語学力は向上しないだろうということが推測された。しかし、授業の予習復習以上の+aが絶対に必要とされていることは理解できるものの、それが何かまだ分からないためとても困惑している。もちろん授業以外に、生徒同士で英語のコミュニケーションを取って応用を学習していくのも必要ではあるものの、人間関係のいざこざが怖いのと、今は慣れるのを優先しているため、話しかけられる以外はあまり他の人と話さずに様子見している。

英語学習はもちろん、南の島での休暇とアクティビティを楽しみに来ている生徒は多いものの、外出や遊びが多い生徒は成績の伸び率が低く、授業に対する身の入り方もどこか浮ついているように感じた。私は、3ヶ月も留学していたのにほとんど成果が出なかったということになるのが恐ろしいので、あくまでも学習を最優先に考え息抜きとしてバカンスを楽しみたいものである。

生徒について

私のいる学校は韓国系のオーナーが運営しているため、半分くらいの生徒が韓国人のようである。日本人も多いものの、割合的には韓国:日本:台湾:その他(ベトナム:サウジアラビア)=4:3:2:1といったところだろうか。やはり同郷の人が多い分、ほとんどの人は普段は同郷の人と自国語で話し親しくしている。私も多くの日本人から親切にしていただいているものの、あまり日本人と仲良くしすぎると他国の人と関係を築こうという意思が薄れる気がするため、あまり深入りしないようあえて距離を置いている。

私は、「ついに海外で生活し始めちゃったオレ」みたいなパリピ大学生が苦手なので、若年層ばかりで孤立してしまうのを心配していたものの、逆に学生はほとんどおらず、8割以上が社会人だった。社会人の多くは、ワーホリか仕事で英語を活かしたいという目標を持っている人たちだが、30〜50代の社会人(韓国人)は、本人が明言しているわけではないものの、なんとなくもう一度学生生活を楽しみたくて来ている人が多いようである。彼らは、授業中に反抗的な態度を取ったり、escapeして怠惰な生活を送ることを楽しんでいるようだ。

夫婦で来ている人も3組くらいいて、定年退職後に2人で学びに来ているという韓国人もいた。

フィリピンについて

フィリピンは暑い国だと聞いて心配していたが、湿気が少ないので体感的には日本の夏の−5℃くらいに感じる(33度なら28度くらい)。また日本があらゆる面で優れているせいで、衛生面や物資の質が劣っていることや、食べ物の味などを心配していたが、意外とどれもすぐ慣れるので杞憂だった。しかし、豚肉がゴムみたいで不味すぎるのと、割とフランクに腹を下すのはまだ慣れない。フィリピンは特に水の質が悪く、水道水は飲用不可でミネラルウォーターも本当は水道水をフィルターにかけただけのやつなので、疲労が溜まっていたり免疫が弱まっているとすぐお腹が緩くなる。また、洗い残しのある野菜や魚などでも腹を下すので、注意して食べるとともにビオスリーなどの整腸剤は必ず飲みたいものである。

フィリピン人は明るいし親切だと、日本にいるフィリピン人が言っていたが確かにその通りだった。細かいことを気にしないし、明るく親切で、相手に配慮はするけど日本のように過度に気を遣ったりしない。男性も女性的な物腰の柔らかい人が多く、日本の土日(休日)の街の雰囲気みたいなのが、フィリピンの常になっている。しかし、ほぼ全ての人が自分の家族と自国が貧しいことをコンプレックスに思っており、それを気付かないふりをするために明るく振る舞っているかのようにも思える。日本にいるフィリピン人に「なぜ彼らは明るくて親切なの?」と聞いたら「貧しいからよ」と言われたのだが、実際その通りなのかもしれない。彼らは豊かな生活を求めているが、もしもアラブのように突然石油が湧いたとしたら、彼らの国民性は一体どのように変化するのだろうか。

感想

まだ1週間しかいないわけだが、もう既に憂鬱というか3ヶ月は長すぎたのではないか、2ヶ月くらいがちょうど良かったのではないかという気持ちになっている。また学校が山のほうにあって、敷地が思ったより狭いことも息苦しさを感じる要因になっている。しかし田舎のローカルで地域に密着した生活を感じられることはメリットであり、学校が狭いのも逆に遊びに行く日とメリハリがつけられていいかなという気もしてくる。あと二週間くらいは、ここの生活に慣れるのに必死でそれほど退屈もしないだろうから、気ままに頑張りたいと思う。

サウジアラビアから来た同年齢で同じ時期に入ったクラスメイトがいたのだが、実は彼は4ヶ月前からセブ島内の別の語学学校で生活していたらしく、卒業しても思うように語学力が伸びなかったから、いい成績を取るまで帰ってくるなと違う学校(今の場所)に連続して入学させられてしまったらしい。それでも彼はめげずにいろんな人に話しかけて(私も話しかけられた)、毎日遅くまで自習を頑張っているので、彼のような奮起させてくれる存在に出会えたこともとても良かったと思う。サウジアラビアはオマーンの隣国でもあるので、彼の存在そのものが私に勉強の意欲を与えてくれている。どうか7月までには流暢に喋れるようになって、英語で多言語(アラビア語)を学べるくらいにはなりたいものである。

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この記事を書いた人

月光のアバター 月光 中卒フリーター

不登校や高校中退、精神疾患などを経て色々吹っ切れた人です。転職や転居を繰り返しながら、幸せを探しています。ライターのお仕事募集中です。

コメント

コメント一覧 (2件)

  • アジアとアメリケでは英語といっても発音がちがくて、アジア圏独自の英語として広がっている、みたいなことを読んだことが、あるけど・・・巻き舌って重要なのかな~

    • フィリピンは一応アメリカ式英語で、巻き舌などもきちんとしているようです。しかし現地語の訛りが混じって、聞き取りにくい場合もあります。笑

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