フィリピン留学のレポート⑥

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現在セブ島に計12週間の語学留学に来ているが、6週目が終わったので感じたことをレポートにまとめていく。

目次

他人のことはただの練習相手だと思え

英語学習がうまくいかず悩んでいたときに、先生からとにかく他の先生や生徒とたくさん話をしなさいと言われたのだが、私は元々他人との会話自体得意でないのと、人間関係が煩わしくてこれ以上交友を広げたくないという話をした。すると先生は、「会話の内容や相手のことなんてどうでもいいの。とにかく英語を使うことに集中して、相手のことは考えずただの練習相手だと思えばいいのよ」というふうにアドバイスしてくれた。

フィリピンの人はフレンドリーだし親しみを持って接してくれるので、そういう割り切った考え方を聞いてとても驚いたのだが、こんなに魅力的な性格を持つフィリピン人ですらそういうふうに考える時もあるのだから、私だってもっと大胆に振り切って行動してもいいんだと思えてとても励まされた。

今のところ、先生の教え自体はあまり実行せず、他の生徒や先生との交流は消極的だけれど、学校の外のレストランや露店などでは、相手の反応を気にせず「すごく美味しい!」とか「これはどういう意味ですか?」など抵抗なく積極的に話せるようになった気がする。また、意外とフィリピンの人はあちらから外人に挨拶してくれるので、道を聞いたり少し立ち話するようにもなった。

人間関係に悩み始める

英語がほぼ喋れない頃は、ノリと勢いだけで済んだので、こちらが楽しい気持ちでいれば相手も楽しくしてくれるので正直とても楽だった。しかし、そこそこお互いを知るようになり、フィーリングなどで何となく合う合わないを感じたりもするようになるので、最近はこの先生の授業は憂鬱だなとか、この人とはすれ違うだけでも気まずいなみたいな関係も出てくるようになった。

だけど先ほど書いたように、相手のことをただの練習相手だと思えば、いい意味で空気を読まない行動ができるので、それなりにテンポよく会話を楽しめるような気がする。留学は、単なる英語学習だけではなく、合わない人ともうまくやったり、相手と気持ちよく円満に人間関係を築く練習の場でもあることに気付いた。日本の中で同じことをやろうとしたら、日本人の気質に合わせて偏った考え方で人間関係を築く方法を学ぶようになるが、多言語と他国の人との間であれば、文化や気質などに左右されることなく、お互いの個性だけを尊重して関係を築くことができる

私は典型的な日本人の気質の持ち主なので、正直最近は外人は嫌いだやっぱり日本に住み続けようかなどの考えが渦巻いていたが、今はやっぱりもっと色んな国へ行き色んな人と触れ合って価値観の幅を広げたいと考えるようになった。

やっぱりフィリピンが好き

フィリピンと日本は全く異なった環境や文化を持っているので、これまではその違いに戸惑ってそれらを受け入れ難くも感じていた。だけど、もちろん相性が合わない人も多くいるけれど、大好きだと思える人にもたくさん出会えた。そんな彼らの存在、私の好きな人たちの存在が、フィリピンを愛する素敵な国に変えてくれた気がする。

・・・と、最終回のような書き方をしたが、留学生活もまだようやく半分が終わったところなので、残りの6週間も頑張りたいと思う。(P.S.ストレスで切れ痔になった・・・)

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この記事を書いた人

月光のアバター 月光 中卒フリーター

高校を三回中退し、精神科の閉鎖病棟に二回入院し、二十回以上転職した人です。最近は小説を頑張って書いています。

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