フォリウムフロリスタカラヅカ サロン・ド・馬車道は、元宝塚歌劇団のみずき愛さんが運営する、アフタヌーンティー専門店です。
前回の記事では、お店のことやみずき愛さんのことについてまとめたため、今回はシュガークラフト及びシュガーレースについてと、実際に食べたアフタヌーンティーについて紹介します♪
シュガークラフトとは
シュガークラフトは、名前の通り砂糖でできた手工芸品のことです。粉砂糖と卵白などで作られたシュガーペーストを使い、クッキーをデコレーションしたり、リアリティのある花などを作りケーキを美しく装飾しています。
シュガークラフトは現代のウェディングケーキの原型であり、1840年にイギリスのヴィクトリア女王の結婚式の際に初めてその技法が使用されました。現在では生ケーキにも多く使用されているシュガークラフトですが、元々はドライフルーツとスパイスを使ったシュトーレンのような日持ちのするケーキに、たっぷりの砂糖でまわりをコーティングすることで、長期保存を可能にし少しずつ食べるものだったそうです。
シュガーレースとは
シュガーレースは、10年間渡英しシュガークラフトアーティストとして働いていたみずき愛さんが、その後日本で働いているときに発明された特許取得・商標登録品のことです。みずき愛さんはアフタヌーンティーもお好きだったらしく、それらをより楽しむために何かないだろうか、シュガークラフトをより身近に楽しめないだろうかと考えていた際に思いつかれたそうです。
シュガーレースは、後ろが透けて見えるほどの薄い砂糖の板に、職人技の細かな模様が丁寧に描かれており、本物のレース生地のような柔らかみを感じます。紅茶に浮かべると4〜5分かけてゆっくり溶けて行くのですが、淡雪のようにスウっと儚げに溶けていく様は、とても美しく時を忘れるほど誰もが見入ってしまうでしょう。全て溶けた後も微かに粉末が残るのですが、それらが銀粉のようにキラキラと輝きながら紅茶の中で舞っている姿もまた、銀雪のように美しかったです。
アフタヌーンティーの紹介
今回私が訪れた際は、さくらのアフタヌーンティーの提供でした。季節ごとにテーマを変えているようで、その時々の旬のフルーツなども楽しめるようです。
まず始めに出てきたのは、さくらティーとウェルカムドリンクです。紅茶は、さくらは桜柄、すみれティーはすみれ柄など、種類ごとにその味に合わせたティーカップで提供してくれるのが嬉しい♪ウェルカムドリンクは、ノンシュガーのいちごミルクにわたあめが乗っており、それらを混ぜ合わせて味わいます。ほんのり優しい甘さに、身も心も癒されました。
続いて出てきたアフタヌーンティーは、全てがさくらモチーフで鮮やかなピンク色をしていてとってもかわいいです!スタンドに施されたさくらの装飾はもちろん、シュガークラフトを使った食べられるさくらの花々にとてもテンションが上がります。特に私が好きだったのは、前菜のさくらブレッドサンドです。一口サイズの小さなブレッドに、ちょこんと可愛らしく乗っているエビと卵に、なんだか感動してしまいました。
最後に頂いたのはスプリングフラワーパフェですが、その間にサムシングソルトとサムシングスイーツも提供されました。サムシングってなんだろうと思ったのですが、どうやら口直しのためのもののようです。サムシングソルトはカプレーゼなどの塩気のある前菜系で、サムシングスイーツは甘さ控えめの一口サイズのシュークリームでした。
桜はすぐに散ってしまいますが、こうしたモチーフのスイーツなどを楽しめば、体全体を使って季節を味わえるのでいい経験になると思いますね。
働いている方はみずき愛さんと、ウェイトレスの方1人だけで、どうやら調理からお店の運営までほぼ全てみずき愛さんがお1人で行われているようです。かわいいものや美しい花々、美味しいスイーツに癒されたいかたは、ぜひ一度馬車道にあるフォリウムフロリスタカラヅカへ訪れてみてください。
フォリウムフロリスタカラヅカのホームページ(https://www.foliumfloris.com/)
みずき愛さんのインスタグラム(https://instagram.com/aimizukisugarart?igshid=YmMyMTA2M2Y=)
コメント
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画面からピンクがあふれてますね~