海外のノリについていけないときの対処法

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私は現在、フィリピンに3ヶ月の語学留学に来ているのだが、海外のノリと留学生のノリについていけないことに困っている。なので今回は、海外のノリの例と感想、対処法についてまとめてみる。

目次

ウザすぎる海外の3つのノリ

ワーキングホリデーや海外留学でイメージされる生活とは、どのようなものだろうか。InstagramなどのSNSを見ていると特に、美しい海でサーフィンやシュノーケリングをするとか、BBQやダンスパーティーをするとか、軽率に自撮りや友達とセルフィーを撮ってあげるとか、ノリがよくキラキラしていて、いつも周りに人がいて騒がしいイメージがないだろうか。ここセブ島では、アメリカやオーストラリアなどに比べると土地がかなり小さいため、そういった陽キャの雰囲気は少ないものの、イメージ通りの人達やそういった行為を楽しむ人もそれなりに存在している。

しかし私は陰キャなので、そういうノリがマジでウザすぎる……。そもそも語学留学もワーキングホリデーも、会話を通して語学力を上達させたり、異文化交流することを主旨にしている人が多いため、休みの日だけでなく普段から「ウェーイ」みたいなフットワークの軽さとノリの良さ、コミュニケーション能力を求められることも多い。私が特にウザいと感じるのが、そういった「ノリの良さ」を求められることと、治安やアクティビティの参加などを理由に「集団行動」を必要とされること、海外でしかできないアクティビティを「楽しまなきゃいけないみたいな雰囲気」の3つである。

女性は特に、ご飯もトイレも寝るときも一緒みたいな、ベッタリくっついて行動するのが好きな人が多いため、うまく距離をとらないとプライベートが全くなくなってしまう可能性もある。

何をしに海外に来たのか

私は1人の時間をとても大切にしているし、必要以上に周りに気を使わないようにしているので、授業の時間外で誰かに話しかけることはほぼないし、学食で「隣座ってもいい?」とか来られてもサーッと食べて相手を置き去りにして帰ったりしている。休みの日は絶対1人でゆっくりしたいので、1人でショッピングモールをぶらついてカフェでくつろいだりしているものの、しかしそこで頭に浮かんでくるのは、「一体何をしに海外へ来たのか?」ということである。

もちろん英語を学びにきたのが最大の理由ではあるが、語学力は別に大学の卒業資格のように必要とされるものではなく、今後の仕事や将来に全く活用されない可能性もある。それに海外に来たからといって英語が話せるようになるわけでもなく、日本国内にいるときよりは多少身につきやすくはなっていても、語学は積み重ねなのでジワジワとしか力もついてこない。そんな中で、高い金を払って海外に来ているのに、休みの日にやることはショッピングモールをぶらつくだけなんて、日本での生活と全く変わらないし、むしろ働いていない分日本にいた時よりも怠惰な生活を送っている。果たしてこれでいいのか、海外まで来て学んだことは、語学以外にもあるのだろうか。

ブレない自分は強みになる

まず、海外のノリに困ったときの対処法としては、もしも気が乗らないならどんなことでも無理する必要はないということである。海外だからこそより積極的になったり、自分を変えるチャンスだと思う人もいるだろうが、むしろ海外だからこそより自由な生き方を選択すべきだろう。言葉の壁を理由に、他人に気を遣ったり、窮屈な生き方をするのをやめられるチャンスでもあると私は思うのだ。限られた時間の中で、ストレスになることやしんどいことをするくらいなら、自分だけが持っている興味やワクワクする気持ちに正直になってみてはどうだろうか。

そして、海外で日本と変わらない生活をするのはアリなのかという点については、海外にいてもブレない自分を確認できたことは、今後大きな強みになるのではないかと感じた。はじめは「海外に出る意味がないし、何をしても無駄だ」と抑うつ的になって、目標と目的を見失い、自分みたいな何の面白みもない人間は一生日本の中に留まっていた方がいいとすら思ったけれど、変わらないことのそれ自体は決して悪い状態ではなく、むしろ自分に合う国合わない国を知るきっかけでもあったのではないかと今では思う。何をしにきたか分からなくなって迷子になったような気でいたが、恩師に相談したら「迷子なのではなく、冒険中なのです」「世界を知ることで、自分を知ります」と言葉をかけてくれた。

行くところすべてが自分の居場所。いてはいけない場所などどこにもないのだから、もしも合わないと感じたならば、次の国へ行けばいいだけである。

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この記事を書いた人

月光のアバター 月光 中卒フリーター

高校を三回中退し、精神科の閉鎖病棟に二回入院し、二十回以上転職した人です。最近は小説を頑張って書いています。

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