ポーランド料理

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・ポーランドとは

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ポーランドはバルト海に面した東欧の国で、中世の建築とユダヤ人の残した遺産で知られています。クラクフの街には、中世の旧市街を見下ろす 14 世紀のヴァヴェル城の他、旧市街のリネク・グウヴヌィ広場にはルネッサンス時代の交易所であった織物会館があります。近郊にはアウシュヴィッツ=ビルケナウ強制収容所博物館や、地下のホールやトンネルが残る広大なヴィエリチカ岩塩坑があります。

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ポーランドは7つの国に囲まれており、その立地から「分割と統合」を繰り返し一時は世界地図から消滅もした歴史を持つ。同国は西(ドイツ)と東南(ウクライナ)に平原が広がっていることから、先史時代(文字を持つ前の人類)から人の往来が盛んで、文化的刺激の多い土地であったようである。
国名のポーランドは野原を意味する「ポーレ」が由来であると言われているが、最初にポーランドを建国したポラン族の伝説の初代族長の名前も野原を原義すると言われることから、「ポラン族の国」というのが本来の意味だと思われる。
公用語はポーランド語で、宗教はカトリック。歴史上の偉人で、ニコラス・コペルニクス(地動説を唱えた数学者であり天文学者)、フレデリック・ショパン(音楽家)、マリー・キュリー(放射能研究によってノーベル賞を受賞した初の女性)などが同国の出身である。

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ポーランド料理

ポーランドは単一民族でありながら、料理は多民族的であるのが特徴。主にじゃがいも料理とスープが有名で、スープは具沢山なものである。
メインディッシュが「第2の食事」と呼ばれるのに対し、スープは「第1の食事」と呼ばれ、正餐である昼食時に農夫らがスープとパンをお弁当として畑に持って行っていたことから由来している。スラヴ民族の特徴として様々なキノコを愛好する習慣があり、酸味がある料理が多い。

2021年10月14日、静岡県静岡市にあるポーランド料理専門店「スマッチネゴ」へ行ってきた。

スマッチネゴ · 〒420-0839 静岡県静岡市葵区鷹匠2丁目10−8 パサージュ鷹匠★★★★★ · ポーランド料理店maps.app.goo.gl

Smacznegoはポーランド語で「おいしく召し上がれ」「食事を楽しんでね」といった意味がある。以前は栃木県宇都宮市にも、ポーランド出身の人が提供する店があったのだが、コロナの影響で現在まで無期限の休業をしており、今はこの店が日本唯一のポーランド料理専門店となっている。(その他、東京都にポーランドのドーナツ、ポンチキを提供する「ポンチキヤ」というお店がある)
実は、上に書いたポーランド料理の説明は、全てオーナー(日本人)から聞いた話である。オーナーであり、シェフとして一人でお店を切り盛りしている彼は、以前仕事の関係でポーランドに住んでおり、ポーランド料理が好きすぎて日本でお店を開くことに決めたらしい。ポーランドのことや料理について話を聞くと、情熱や想いを熱く語ってくれた。

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じゃがいもの冷静スープ

私が伺ったのはランチタイムだったため、ランチセットのみの提供だった。そのため、スープは簡素なものとなっている。
こんなに安くていいんですか?と思うような、洗練された味わいにうっとりした。

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豚肉とマッシュルームのザワークリームソース
サワークリームのマッシュポテト

ポーランドでは魚よりも肉を好み、特に豚肉を食べる傾向があるらしい。豚肉、キノコ、ザワークリーム、じゃがいも、とポーランド料理のメインの特徴を全て詰め込んだ豪華な一皿だ。素朴な見た目だが手が込んでいて、日本人の口によく合う味である。この他に、サラダがついていた。

ディナーメニューには本格的な料理が沢山あったのだが、それらはランチタイムに仕込みをしているらしく、食べ逃してしまったのが心惜しい。オーナーはポーランドの田舎に住んでいたのもあり、農夫の正餐であるスープには特に力を入れていたようだ。
彼の情熱に触れて、人生を大きく動かす程に熱くなれるものに出会えた喜びを知り、また羨ましくも感じたのを昨日の事のように覚えている。いつか必ずディナータイムに再訪し、具沢山のスープを食べて見たいものである。

(2023年1月31日 19:59作成)

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この記事を書いた人

月光のアバター 月光 中卒フリーター

高校を三回中退し、精神科の閉鎖病棟に二回入院し、二十回以上転職した人です。最近は小説を頑張って書いています。

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